保育を手助けする実用書
改訂 環境構成の理論と実践
IK-5 改訂 環境構成の理論と実践 ー保育の専門性に基づいてー 郁洋舎
保育者が持つ専門性には、主に「環境構成」「関わり」「保育内容の展開」「子ども・集団の把握と理解」「保育のマネジメント」があります。その中でも環境構成の技術には、保育を大きく変える力があります。
本書では、「環境構成に関する実践知・経験知」の言語化・理論化を図っており、環境構成の理論と実践の両方の視点から解説しています。理論を具体化する図解と、全国各地の保育環境を紹介する写真をオールカラーで紹介しています。環境構成がなぜ必要か、環境構成とは何か、そして遊びと生活にどのように影響をあたえるのか、子どもの発達に応じた環境づくりはどうすればいいのか、丁寧に説明してあります。
目次
はじめに
第1部 理論編
第1章 環境構成の必要性
1 乳幼児期の特性と環境構成の重要性
2 子どもの人格形成と保育環境
3 保育の専門性に基づく環境構成
第2章 環境構成の基本
1 環境構成とは何か
2 環境の要素
3 環境構成を支える知識と技術
4 環境構成の両義性
第2部 実践編
第1章 遊びと環境構成
1 乳幼児期の遊びの定義
2 子どもの遊びと環境構成
3 遊びの素材と道具の理解
4 遊びのイメージを生み出す文化の理解
5 遊びにおける空間の構成
6 園庭の環境
第2章 生活と環境構成
1 生活現場における環境構成
2 生活用品の選択と配置
3 情緒の安定を促す環境
4 子どもの安全の守る環境
第3章 子どもの発達と環境構成
1 子どもの姿から環境を構成する方法
2 各ステージ別の環境構成の実践例
第4章 感性(sence)を育む保育の場
1 環境心理学から学ぶ環境構成
2 感性を育む保育室と園庭をつくる
3 子どもと一緒に保育室をつくる
4 音に対する感性を育てる環境
5 感性を育てる清潔と秩序
保育環境を充実させるための資料
おわりに
著者:高山静子
B5 判 148ページ
発行:郁洋舎
B5 判 148ページ
発行:郁洋舎
初版発行: 2021年3月12日
著者
高山 静子(たかやま しずこ)
東洋大学教授。保育と子育て支援の現場を経験し、平成20年より保育者の養成と研究に専念。平成25年4月より東洋大学。教育学博士(九州大学大学院)
(本書巻末記載より引用)
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